こんばんは!エイミーです!
今日は前回の記事の続きになります!
前回の記事では2017年に仮想通貨界隈で流行った「ガチホ」という言葉について、市場の状況をふり返りながら書いてみました。

結論として現時点では、「何も考えずガチホしてもダメだった」人がほとんどだと思うのです。
ただ、それでもトレードは出来る自信がない、なんとかほったらかし戦略で勝てないかな?と考えている人向けに、私なりに思う長期投資のことと、戦略を書いてみます!
ガチホするならどのくらい待てば良い?
まず「ガチホ」といった時に、貴方はどのくらいのスパンをイメージしていますか?
5年、10年と持ち続けるつもりでいるなら、「ガチホ」で利益を得られる可能性はおおいにあると思います。
この先仮想通貨の価格がどうなるかは正直誰にも分かりません。ブロックチェーン技術自体はインターネットに次ぐ大発明と言われるくらいの技術ですから、需要が伴えば価格が上がっていく可能性は充分にあるとは思っています。
なので本当に「ガチホ!」っていうなら今の段階で失敗したっていうのはちょっと違ってて、12月のバブルは一旦もうなかったことにしてしまえば、今後本当に利用価値のある銘柄が残っていくことになると思うのです。そういう銘柄を見極めて投資することが出来れば、長期スパンで見れば大きな利益を得ることは出来るかもしれません!
ただし、去年の年末のような短期で10倍、20倍のような状況がくると思って仮想通貨投資をしようと思うなら、少し待った方が良いと思っています。
2017年年末の爆上げはまた来るか?
例えば今後「仮想通貨が〇〇で使われるようになった!」「〇〇の分野で開発が進んだ!」といったハッピーニュースが出たとしても、あれほどの爆上げはまずないと思うのです。
何故か?
それは去年の年末の急激な価格上昇の主因は、
「なんかビットコインって持ってるだけで儲かるらしい!」
という雰囲気が漂っていたからです。
去年一気に価格が上がったのは、「技術がすごいから」「金融の世界を変えるから」という理由ではなく、「みんなが儲かると思ったから」というのが一番だと思うのです。
ところが結局儲かった人はごく一部で、儲かると思って参入した人達の多くはほとんど利益は出なかった。投資はゼロサムゲームですから当たり前なんですけどね。
つまり、今後仮想通貨に関して実需が産まれてじわじわと価格が上がる可能性はおおいにあるものの、「仮想通貨って儲かる!」みたいなビッグトピックがないと、あの爆上げはないだろうなと思うわけです。
「ガチホ」は5年、10年単位で持つ覚悟を持って投資する
というわけで本来の「ガチホ」は長期投資、つまり5年でも10年でもその通貨を持ってじっくり値上がりを待つ覚悟でいるものなのです。
仮想通貨ってなんとなく持ってるだけですぐに10倍くらいになるかもなんだよね?
くらいの感覚で数ヶ月や一年単位で持っていたとしても、すぐに大きな利益が得られることは少ないと思いますので、短期間の利益を狙うならトレードなどで回転させながら利益を狙いましょう。
ただ一方で今現在億り人と言われる人達の多くは、2016年以前から仮想通貨を持っていた人達が多くいます。
つまり誰も仮想通貨に見向きもしないで、「そんなものに価値ないでしょ?」「あいつはなんかやばいものに手を出してるらしい」と言われながらも「ガチホ」してきた人達なわけです。
仮想通貨の長期投資をする時の基本
ガチホは年単位の長期投資だということは分かっていただけたら、まずは長期で通貨をもつための基本的なところを考えてみます。
長期で持つなら必ず銘柄の内容を理解する
株をやっている人はイメージしやすいかと思いますが、株の長期投資をする銘柄はどうやって決めますか?
バリュー投資やグロース投資のように株にも色々戦略はあるものの、何よりも大切なのは「その会社がどのような会社で、今後も成長する余地があるのか?」を考えて買うことなのではと思います。
長期投資で有名なバフェット氏も、ある企業の株を買う時にはその企業について論文が書けるようになるくらい研究すべき、と言っています。まさにこれは仮想通貨にも言えることで、ガチホ=長期投資をするなら充分にそのコインのことを理解した上で、長期的に見て成長する!と思えるものにお金を入れる必要があるわけです。
リーマンショックやインターネットバブルで一時的に株価が一時的に下がったとしても、優良な企業はその後もちゃんと復活してきました。

これからの仮想通貨に長期投資をするなら、ほとんどのコインが↑のようなチャートを描いている中でも、まさにこの先も成長する「優良コイン」を見つけて投資、ホールドするしかないと思うわけです。
とにもかくにも、それぞれの仮想通貨の目的を理解して、有望なコインかどうかを判断する、ここに懸かっています。
仮想通貨の長期投資が難しいワケ
「優良コイン」を見つけようと一言で言いましたが、実際にはこれすごく難しいと思っています。
コインの価格は実需に基づいて決まるとは思うものの、仮想通貨には株でいうところのPERやPBRといった割安さを測る指標がなく、それぞれのコインの適正価格が誰にも分かりません。
実需とは関係なくビットコインの価格は1BTC=10万円くらいだと言う人もいますし、1BTC=500万円まで上がる!という人もいます。勿論その中にはポジショントークも沢山含まれています。
どんなにそのコインのプロダクトがしっかりしていてみんなの役に立ちそうだと思っていたとしても、それって本当に仮想通貨じゃなきゃ出来ないこと?と言われるとほとんどのコインでYESとは言えない気がしますし、その分野のステークホルダー達にも本当に利益になるのか?実際使われうるのか?詐欺じゃないか?といったことまで完全に見抜くのは難しいわけです。
また、昨年のコインチェックのハッキング事件のように、コイン自体に欠陥がなくても市場に大きな価格変動を与える事件も今後あるかもしれませんし、規制もまだまだ整っていないので今後仮想通貨市場がどうなるかは正直誰にも予想がつかないわけです。
ともすると、「このコイン良い!有用!」というだけで長期投資対象にするのは危険なわけです。
今持ち続けている仮想通貨はどうするべきか?
含み損だろうと多少の利益が出ていようとも、仮想通貨を抱えていながらズルズルと価格が下がっていくのを見てどうすべきか悩んでいる場合には、悩むくらいなら損切りをオススメします。
損切りするかどうかの基準は簡単で、
「一旦自分が買った値段は忘れる。損が出ていることも忘れる。それで、そのコインを今のその価格で買いたいかどうか?」
と、自分に聞いてみます。
自分のもっているコインにはすごく自信があって、今売ったとしてもまたすぐに買いたいと思うなら、そのまま持ち続けて良いと思います。
今のこの値段で買うべきではないと思う、もしくはよく分からないなら思い切って売ってしまった方が良いと断言します。
このまま持っていればまた上がるかもしれませんが、上がり始めたらまた買えば良いんです。
それよりも今仮想通貨としてただただ持っていることで、その資金がロックされてしまうことの方が大きな問題です。一旦売ってフリーのお金が出来れば、別の投資に使ってみることだって出来ます。
なので自信がないorよく分からないままずるずると持ち続けている通貨は一旦売って、リセットしてその資金の使い道を考えてみましょう!
新規購入のタイミングはいつがいいか?
投資をするなら、
- 何を買うか
- いつ買うか
- いつ売るか
が大事なわけで、どんなに優良銘柄で①が完璧でも、②と③を間違えたら失敗するわけです。
そして①はとにかくコインの銘柄をしっかり見極めることなんですが、買うタイミングはまぁ5年10年ガチホするならぶっちゃけどこでも良いと言えばどこでも良いと思ってます。
とは言っても、なかなか無心になって5年10年持ち続けられる人も少数だと思うので、少しでも気持ち的に持ちこたえるための購入タイミングについて私の意見を書きます。
今すぐ新たな仮想通貨購入は吉?
ひとまず現時点で価格が急上昇する見込みがなさそうである以上、「儲けること」だけを目標にするなら、今すぐ「ガチホ」のために買うのは私ならしません。
いっそのこと仮想通貨はもう少し上昇の見込みが立ってから買うことにして、口座開設だけしながら仮想通貨投資について本を読んだり勉強だけしてみる。何なら勉強したことをブログに書いて勉強だけ続けてみる。あるいはボラティリティを生かしてFXをやってみる。どうしても何かに長期投資をしたいなら、いっそ今の時点で既に市場が整っている株式に投資してみるのでもありなんじゃないかなとも思います。
だって、去年の年末みたいな爆上げモードがもう来ないなら、株の長期投資してみるのだって利回りそこまで変わらないかもよ?仮想通貨みたいなハッキングや規制のリスクもないですしね。
ヘタにナンピンしない
もう一つ、仮想通貨投資で昨年末から今年初めによくあったのが、
「暴落したー!バーゲンセールだー!買い増しだー!」
というツイートです。
価格が下がったところ買い増すことでトータルの購入単価を下げる手法を株などの投資用語で「ナンピン」と言います。
一見すると理に適っているように見える「ナンピン」ですが、下げ相場から上げ相場に転換のサインをテクニカル分析等で確認した場合などに有効なとてもとても難易度の高い技です。
投資初心者でなんとなくチャートを見ながら「おっ下がったから買いだな」なんていう分析でのナンピンはオススメ出来ません。
まとめ
色々書いてきましたが、私自身もトレードはあまりやらないので基本はある程度の長期スパンで投資するものを買うようにしています。
本気でガチホするならまだまだ答えは5年、10年後ですが、短期間の値動きに一喜一憂させられないようにしっかりとコインの研究をしていきましょう〜。
