仮想通貨考察

医療系仮想通貨のICO、Shivomとは?ゲノムデータをブロックチェーンで管理!

みなさまこんにちは!

今日は最近時々目にするShivomという医療系ICOについて解説してみようと思います!

Shivomは2018/4/16から一般向けのトークンセールを開始するとのことで、先日のSankeiBizでも記事になっていました。

ブロックチェーン技術を活用し、ゲノムデータを安全に保管できるデータプラットフォームを開発

Shivomは一言で言うとゲノム情報をブロックチェーン上で管理するためのプラットフォームです!

この記事ではそもそもゲノムって何よ?というところから始まり、Shivomの概要、トークンセールについてなどをまとめていこうと思います!

ゲノムとは?

ゲノムという言葉を厳密に定義に従って説明すると、染色体のDNAに含まれる遺伝情報を指します。

とは言ってもピンと来ないと思うと思いますが、ゲノムデータを解析するというのは遺伝子に書かれている情報を解析する、ということになります。

ゲノムデータからわかること

これは誇張でもなんでもなく、ある人のゲノムデータを見ればその人の体質的な部分に関してはほぼすべてのことが分かります。

人は生まれてくるときにそのゲノムを元に作られているからです。

なんだか哲学的な話になってしまいますが、ゲノムを解析すればその人の体質が分かってくるということですね。まぁあくまで理論上の話ですけどね。

肥満は体質?

よく例として出されるのは、肥満に関する遺伝子についてです。

肥満は生活習慣がおおいに関係しているのですが、とは言っても明らかに太りやすい体質の人、太りにくい体質の人が存在します。例えばギャル曽根さんなんかを見てても明らかに私たち一般人とは体質が違いそうですよね?笑

そこまで極端な例とまではいかなくても、やっぱり肥満は確実に体質の影響があります。

ちなみに、私も去年パーソナルジムに入会したときに、入会特典で肥満関連遺伝子検査というのをやってみました。笑

肥満に関する遺伝子のタイプを調べてもらうことで、「糖質を多めに摂ると太りやすい人」「脂質を多めに摂ると太りやすい人」などのその人の体質がある程度わかるのです。これを元にすれば自分にあった食習慣を知ることが出来て、理想の体型に近づきやすくなる、という理屈ですね!

ゲノムってどうやれば分かるの?

皆さんの素朴な疑問かと思うのが、自分のゲノムってどうすれば分かるのか?というところじゃないでしょうか?

私たち多細胞生物の体は色々な細胞で構成されているのですが、原則一人の人間の全ての細胞は同じゲノムを持っています。そのゲノムの遺伝子の中でどの遺伝子が働くかが変わることでそれぞれ異なる細胞に分かれているのです。

なので私たちの体の一部分であればどの部分を取ってもゲノムを見ることは可能なのですが、最も簡便に使われるのは口腔内の唾液から調べる方法かと思います。

口腔内を綿棒でちょこちょこっと持ってきて、諸々の処理を加えればそこからゲノム情報を読み取ることが出来ます。

自分のゲノムを解析することで色々な病気が予防出来るかも!?

先ほどの肥満関連遺伝子については一例ですが、他にもゲノム解析をすることで色々な病気の予防に役立つ可能性が知られています。

例えば生活習慣病として有名な糖尿病ですが、実は遺伝の要因が強いことが知られています。つまり同じ食生活をしていても、糖尿病になりやすい人、なりにくい人がいます。

こうした自分がどんな病気にかかりやすいか、を事前に知る事で予防策を立てたり、早期の治療を開始したりすることが可能になるかもしれません。

ゲノム解析するのにかかるお金

ちなみに、ゲノムを解析するのに昔はかなりのコストが必要でしたが、技術は進み次第にそのコストは下がりつつあります!

あと10年のうちに、一人のゲノムを解析するのにかかるコストは100ドル以下になると予測されています。

より安価に遺伝子を解析することが出来るようになる時代、こうした遺伝子解析を通して更なる医学研究が進められれば、という流れからShivomは誕生しているように思えます。

仮想通貨のShivomとは?

冒頭でも述べた通り、Shivomは遺伝子ゲノムデータの管理をするブロックチェーンです!

ホワイトペーパーは日本語はなく、しかも58ページと正直全部読むのはかなり強い意志がないと無理なので、こちらのサマリーが上手くまとまってて分かりやすいかと思います。

Shivomの特徴については、公式ページのサマリーによると次のような感じです。

  • 自分自身のゲノムデータを自分で管理し、それを誰が見ることが出来るかの閲覧権も自分が管理する。
  • 製薬会社などに自分のゲノムデータを提供すると、自身は報酬を得ることが出来る。
  • 製薬会社はShivomプラットフォームのゲノムデータを薬剤の開発に利用できる。
  • 患者自身も自分のゲノムを知ることでより健康に過ごせる可能性がある。

Shivomは実際にどう利用するか?

Shivomでゲノムデータを管理するためにはまずはShivomに登録する、するとDNA検査キットのようなものが届くみたいなので、それを使って自分のゲノムデータを送りましょう!前述のようにsaliva=唾液を使って自分のゲノム検査が可能です。血液検査みたいな痛みのある検査はありません!

送られたゲノムはデータバンクに登録されます。

そこから自分のゲノム解析を行い、体質や遺伝情報を知ることが出来ますし、自分の意志があればこの情報を第三者に提供することも出来ます。

自分のゲノム情報のプライバシーは保たれる?

ところで、自分のゲノム解析から病気を予防出来たり、自分の体質を知れることは患者にとってもメリットが大きいのですが、自分の遺伝子情報って究極の個人情報だと思いませんか?

悪用しようと思えばいくらでも悪用出来ると思うのです。なので、この情報達は厳密に管理してほしいところ。そこで、Shivomではこのゲノム情報管理にブロックチェーン技術を利用しています。

自分のゲノムデータの持ち主は常に自分です。これを他人が勝手に見ることが出来ないように保護されています。ここから公開鍵ー秘密鍵を利用した暗号化によって、自分が許可した相手にのみ、自身の遺伝情報を提供出来る仕組みとなっています。

ちなみに、私は技術系初心者ですが、この仕組みは私のブログでもおすすめしているMedicalchainで患者が自身の診療録へのアクセス権設定を行う暗号化の方式と同じ仕組みだと思われます!

この仕組みによって、自分で自分のゲノム情報を見せる相手を選ぶことが出来ますし、製薬会社や保険会社といった企業は報酬を支払うことで個人のゲノムデータを得るという仕組みを作れます。

企業としては安価に貴重なデータを収集することが出来るし、患者にとっても金銭的なインセンティブがつき、双方にとってもメリットのある関係が築けるというわけですね!

ロードマップについて

ロードマップによると、2018年3-4月に世界規模にShivomプラットフォームを展開するとありますが、まだそこまでの情報はないのでこの通りにはいってないのかな?

2019年にはAIを利用したプラットフォームも展開予定とありますね!

実際にどうなるかは分かりませんが、個人的には今後の進捗がとても気になるプロジェクトだと思っています!

ShivomのトークンOMXについて

Shivomというプラットフォーム名ですが、ここで利用されるトークン名はOmiXトークン(OMX)です。AugurとREPみたいにぱっと見でトークン名が分かりにくいですね…笑

OmiXトークンの使い道

まず気になるのはOmiXトークンにどうやって価値を持たせるか、つまりはどうやって利用できるトークンなのかというところです。

今のところOmiXは下記のような用途に使われる予定になっています。

  • Shivomの色々なサービスを受けられる
  • ゲノム検査キットを購入する
  • ゲノム解析を行う
  • 健康・フィットネス関連アプリを利用する(他社からの提供?)
  • ゲノムデータベースにアクセスする
  • 研究に必要なゲノムデータ提供者への報酬として支払う
  • サービス提供者がプラットフォーム利用料を支払う

つまりは私たち利用者側はOmiXトークンを使ってゲノム検査の支払いに使ったり、さまざまなサービスを受けるのに利用出来て、研究機関へ自分のゲノム情報を提供すれば報酬としてトークンを受け取ることもできるということになりますね。

ICOの概要

Shivomは合計30億OMXを発行するとしています。このうち9億9000万OMXがICOで販売される予定です。

調達された資金の用途は下記です。

主な使用用途は研究開発費やマーケテイング費用と、まぁ一般的な使用用途かなと。

ICO購入方法

4/12までプレICOが行われていましたが、販売代理店方式を取っているようで色々なサイトで購入ルートのLINE@などを通しての販売になっていたようです。

価格は1ETH=7000OMX程度が一般的だったようですが、販売店によっては1ETH=2000OMXなど通常価格からはるかに高額で販売を行っているところもあったようです…。

こうした話を見るとちょっと印象が悪いですが、4/16~の一般向けICOは公式サイトからエントリーが可能なようです!

Shivomによってもたらされるメリットは?

私たちゲノム検査利用者側が得られるメリットは、

  • 病気のリスク予測が可能になり、予防を講じやすくなる
  • 遺伝子に合わせた最善の治療が可能
  • 治療後の経過も予測しやすくなる

といったところ。

製薬会社はこうしたゲノム情報を大量に得ることが可能になるので、新薬の研究開発に取り組みやすくなります。

また保険会社もゲノム情報に合わせてより疾患リスクを正確に評価することが可能になるので、それぞれのリスクに合わせた保険料を設定する、なんていうことが可能になるかもしれません。

Shivomへの投資は??

私は面白いプラットフォームだとは思いますが、もうとにかく今は仮想通貨市場全体の地合いが悪すぎるので、ひとまずICO系はパスしてます。笑

これだけ記事にしておいて買わないんかーいって言われそうですが…。笑

ただ、ICObenchでもMedicalchainの時ほどではないですが人気の案件みたいですし、次々と出てくるスキャムかどうかも分からないICOの中では期待出来る方かなぁと個人的には思っています。

ただ、それでも上場後の購入でも良いかなと私は思っているので、購入する方は自己責任でお願いします!

ABOUT ME
エイミー
手術室にこもって麻酔かけてるお医者さん。投資や経済学に興味があって、仮想通貨やブロックチェーンなどのテック系にも興味があります。書きたいことをつらつらとブログに綴る雑食趣味ブロガーです(*´艸`)最近は医療系ブロックチェーンの解説とかもしてます。 詳細プロフィールはこちら Twitterも→Follow @amy_honobono