仮想通貨考察

ブロックチェーンと仮想通貨の進化について初心者向けにまとめたよ!

こんにちは!新年明けましておめでとうございます(*´艸`)

今年も私は変わらず、金融女子を目指すゆるふわ系のお医者さんとしてマイペースにブログを更新してみようと思っています。

そんな私の新年の幕開けに、少し古いですけどスマートコントラクトの本を読んでみました。

基本的な内容なんですけど、曖昧に理解していた部分が体系的に繋がって勉強になりました。その中で個人的に興味があってまとめてみたくなったので、今日はブロックチェーンの進化の部分について、まとめてみることにしました!

ブロックチェーン技術の進化

本の中ではブロックチェーン技術を1.0〜3.0の段階に大きく分類しています。この辺は書き手によって変わったり、曖昧な部分もあるように思いますし、はっきり3通りに分けられるものでもないですね〜。

ブロックチェーン1.0:初代ブロックチェーン

ブロックチェーン2.0:仮想通貨以外のデジタル情報が取引可能になる

ブロックチェーン3.0:2.0の機能を織り込んだ上でプラットフォーム化&サービス化

これをまとめて、それぞれの世代の代表的通貨をあてはめたら仮想通貨全体の歴史がイメージ出来るかなぁと思って、ブロックチェーンの技術変化を図にしてみました(*・ω・*)

これが全てじゃないのは分かっているのですが、主に日本の取引所で取り扱いのある、時価総額高めの通貨や、ポイントになる技術を載せたつもりです。

ポイントとしては

  1. まずはビットコインが開発された(2009年)
  2. ビットコインの問題点を補った後続のアルトコインが開発された(2011〜2014年頃)
  3. サイドチェーン技術などの初代ブロックチェーンから進化した技術(ブロックチェーン2.0)が登場し、これを搭載した通貨も誕生(2014年頃)
  4. 2.0技術を盛り込んでプラットフォーム化、サービス化したブロックチェーン3.0技術が登場(2014年頃)
  5. 以降はプラットフォーム化した通貨や、2.0の技術を載せた通貨がどんどん開発(2015年〜)

一つ言えることは、今は基軸通貨として圧倒的な地位を築いているビットコインですが、後から出てきたコイン達は何かしら最新技術を搭載していて、ビットコインを上回る性能を持っているっていうことですね。それは通貨としての支払いのメリットだったり、通貨以外の情報を含ませたプラットフォーム化されていたり、とその形は様々ではあるんですけどね。

ブロックチェーン1.0

ビットコインに代表される通貨としての取引をサポートするプラットフォームです。Satoshi Nakamotoが発表した初代のビットコインブロックチェーンは2009年1月3日に登場しています。

その後、ビットコインの次のような問題点を解決するようにして2011年ごろからアルトコインと呼ばれるビットコインとは別の仮想通貨が登場し始めます。

  • ビットコインでは取引の承認間隔が約10分に制限されており、スループットが遅い
  • ビットコインの採掘(マイニング)競走で獲得できる賞金が得にくくなった

2011年に誕生したライトコイン、2012年にバイトコイン、2013年にはリップルコインなどがビットコインの問題を補うようにして開発された代表通貨です。

バイトコインは時価総額も30位以下で聞き慣れないコインかもしれませんが、Coincheck銘柄の1つであるMoneroのベースとなっているチェーンです。初めて匿名性に注目した通貨なのです!

この段階で開発されているブロックチェーンは、主にデジタル通貨としての用途を持っているものが多いですね。

ブロックチェーン2.0

初代のブロックチェーンの機能向上を行ったり、通貨以外のデジタル情報を取引出来るようにしたのがこの段階です。ここで主に開発された技術はカラードコイン、パーミッションチェーン、オフチェーン技術などがあり、オフチェーン技術の中には更にマイクロペイメントとサイドチェーン技術があります。簡単にですがそれぞれ解説しながら通貨の例も出してみます。

カラードコイン

仮想通貨以外のデジタル情報を取引可能にしたものがカラードコインです。ビットコインの取引データの一部(ヘッダ)を細工し、仮想通貨以外のカラーのついた情報(権利情報など)を書き込みます。既にあるビットコインのネットワーク上にデータを忍ばせて仮想通貨以外の取引が出来るので、開発が容易なのがメリットです。

以前紹介したドン・タプスコットさんのTEDの例の中にも出ていましたが、不動産の登記や著作権などをブロックチェーン上に載せることで改ざんを防いでP2Pでのやり取りが可能になるというのがカラードコインのイメージに近いように思います。

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ブロックチェーンで契約のやり取りをするスマートコントラクトを行うEthereumも、元はこのカラードコインの技術がベースです。

パーミッションチェーン

参加者の制限や取引を承認できる「参加者の権限設定」などのパーミッション機能をつけたものをパーミッションチェーンと呼びます。銀行のような機関としての信頼が高い取引では不要ですが、第三者の管理なしで不特定多数の環境下で信頼性を担保した取引を可能にするものです。

パーミッションチェーンのプラットフォームは「mijin」が馴染みあるんじゃないでしょうか。NEMに実装されると計画されているmijinはパーミッションチェーンの技術を利用したプラットフォームの1つです。

オフチェーン技術

ブロックチェーンの外(オフ)で処理を行い、ブロックチェーン上でコミットする技術です。サイドチェーンとマイクロペイメントという2つの技術があります。

サイドチェーン

異なるブロックチェーンを連携させるハイブリット型の技術を指します。2014年に出されたBlockstreamの論文が発端です。「パフォーマンスは高機能なプライベートチェーン上で処理し、コミットだけセキュリティレベルの高いパブリックチェーン上で行う」といった使い分けが可能になります。

サイドチェーン実装の事例はBlockstream社のLiquidです。親チェーンのビットコインと1対1で交換できる共同のビットコインをサイドチェーン上に導入しました。(参照:Introducing Liquid: Bitcoin’s First Production Sidechain)

そしてビットコインで何かと話題になるSegwit(Segregated Witness)も、広義にはBlockstream社のサイドチェーン技術の一つなのですよ!

マイクロペイメント

初代ブロックチェーンなどのパブリックチェーンは、セキュリティレベルが非常に高いのですが、

  • 仕様上パフォーマンスが悪い
  • 1つひとつの取引処理(トランザクション)に対して手数料が発生してしまう

といった問題点があります。これはマイクロペイメント(少額決済)のようなう処理パターンには、パフォーマンス的にもコスト的にも向いていません。マイクロペイメントを実現する処理パターンとしては、「Micropayment 3rd party」「Micropayment Channel」「Lightning Network」の3つがあります。

2014年に誕生しているモナコインは、用途としてはデジタル通貨ですが、このLightning Network(LN)を実装していることで「投げ銭」のようなマイクロペイメントを可能している通貨ですね。

2011年に開発された古参通貨のライトコインも、上述のLN導入に向けて開発中ですし、ビットコインのスケーラビリティ問題も、LNが解決索として挙がっていました

ブロックチェーン3.0

2014年以降には、ブロックチェーン2.0世代の機能を盛り込み、「プラットフォーム化&サービス化」したものがブロックチェーン3.0です。これを実現する技術としてはEthereumが最もよく知られています。

これ以降にはこのプラットフォーム化されたブロックチェーンが続々と誕生しています。年表にもとてもじゃないけど整理しきれないので一旦歴史のおさらいはここで諦めました。笑

まとめ-ブロックチェーンの進化を見て思うこと

この年表を作りながら調べてみると、なんとなくブロックチェーン開発の歴史がイメージ出来ました。ビットコインの歴史や値動きについて書いている記事は沢山あるけど、ブロックチェーンの開発をまとめた良い記事が見当たらなかったので書いてみました。

新しいものが優れているわけではないですし、古くからあるから安心出来るものでもないと思います。それぞれ目指すところが違うので、通貨としての利用用途のコインと、プラットフォーム化されたもののどちらが優れているというものでもないと思います。

ただ、今ビットコインが普及している一番の理由は、「一番古くからあるから」です。そしてこれまでに色々なチャンスが重なってここまで普及しています。今も「仮想通貨」という言葉に馴染みはないけど、「ビットコイン」は聞いたことがあるという人もいますし、新しく仮想通貨に参入した人はとりあえず知名度からビットコインを買う人もいます。知名度が高いからほとんどの取引所で基軸通貨になっていて、結局ビットコインの需要がどんどん生まれている状態なんですよね。

ただ、やはり後続の仮想通貨たちはビットコインの欠点を補うように作られていて、機能的には優れているものが多いというのは認識しておくべきだと思います。

2017年は仮想通貨元年?


↑のツイート画像は途中から時価総額の桁が思いっきり間違ってるんですけど、思いの外沢山いいねやリツイートが貰えて嬉しい反面恥ずかしくなってました…(´・ω・`)

それで、今の時価総額上位通貨の1/3は2017年に取引が開始された通貨という!

この1年で大きく資産が流入したことが分かりますし、1年前の時価総額ランキングとはかなり顔ぶれが変わっていますね。歴史的には、2014〜2015年頃からプラットフォーム型の開発が盛んになって、2016〜2017年にはどんどん新たなブロックチェーンが公開された、同時に人々の興味が集まった一年でもあり、爆発的な市場の増加になったと考えています。

どれだけの仮想通貨が生き残るのか?

最後に、こんなにも新しい仮想通貨が乱立していると、このうちの多くは消えてなくなるんじゃないの?と思いたくもなります。

でも、こうして進化を辿ってて感じたのはブロックチェーンはインターネットのようなインフラに今後なっていくんじゃないかなぁということ。なのでこの新しいインフラを使ったプラットフォームが色んな形で普及していくのは自然な流れにも思いますけどね。勿論中身のない、開発の止まったコインは別ですが、色んな場面でそれぞれ普及はしていく気がするんですよね。

なので私も仮想通貨市場全体としてはまだまだ成長していくだろうと考えている派です!2018年もまだまだ伸び代のあると思われる市場です!!

最後に、この記事を書いていて改めて思ったけど、自分はやっぱりEthereumの開発は歴史的インフラの開発だと思ってます。Ethereum自体の価格上昇がどこまでいくかは何とも言えないのですが、このプラットフォームビジネスという発明に私は感動してるので、やっぱりETHだけは今年もがっちりホールドしていくつもりです(*・ω・*)

ABOUT ME
エイミー
手術室にこもって麻酔かけてるお医者さん。投資や経済学に興味があって、仮想通貨やブロックチェーンなどのテック系にも興味があります。書きたいことをつらつらとブログに綴る雑食趣味ブロガーです(*´艸`)最近は医療系ブロックチェーンの解説とかもしてます。 詳細プロフィールはこちら Twitterも→Follow @amy_honobono