仮想通貨考察

私がビットコインを買う前に知りたかった購入時の手数料を安くするポイント

私は初めてビットコインを買う時には手数料の仕組みをちゃんと調べていなかったので、随分損をした買い方をしてしまっていました。そこで、今日はこれからビットコインを購入しようと思う方のための、手数料を出来るだけ安くして、購入価格を出来るだけ下げるためのポイントをかいてみようと思います。

ビットコインに関わる手数料

まず、ビットコインなどの仮想通貨売買に関わる手数料について簡単に説明しますね。

1. 入金手数料

取引所を開設したら、まずは通貨を買うための原資を入金しなければなりません。おそらくは日本円を原資としてどこかの銀行口座から入金することになると思うのですが、この時にかかるのは銀行側の振り込み手数料になります。

銀行によりますがおよそ一回の振り込みにつき300円程度で、取引所の持っている振り込み先によっては無料になる場合もあります。特に、仮想通貨取引所の多くは振込先口座として、住信SBIネット銀行の口座が指定しています。更に、住信SBIネット銀行口座はSBI証券の口座へのクイック入金を使って他行から入金し、それを住信SBIネット銀行口座へ移し替えれば、少し手間はかかりますが日本円での入金手数料を無料にすることができます。

2. 取引手数料/売買手数料

コインを売るとき、買う時に取引所に支払う手数料です。

例) 売買手数料0.01%の場合

1BTC=100万円で1BTC購入→手数料100円
1BTC=110万円で1BTC売却→手数料110円
往復で210円の手数料がかかっているので、実際の利益は10万円-210円となります。

この売買手数料は取引所によって決められていますが、同じ取引所内でもコインの種類によって手数料が変わってくる場合があります。この詳細についてはこの記事の中で詳しく説明していきます。

3. スプレッド

売値と買値の差のことです。仮想通貨も他の投資商品と同じように、需要と供給のバランスで価格は決まってきます。例えば下のビットコインの取引板を見てください。

この図の左側は売り注文の一覧です。例えば1BTC=1,238,000円で売ってもいいですよーという注文が、0.15BTC分出ているということです。

右側は買い注文の一覧で、1BTC=1,237,955円で買ってもいいですよーという注文が、0.01BTC分出ているということになります。

このように売値と買値の間には常に価格差が作られており、これをスプレッドと呼んでいます。これも実質取引所に支払う手数料になります。

4. 送金手数料

そしてビットコインなどの多くの仮想通貨は、ブロックチェーンを利用して送金や決済を低コストで実施するために作られています。ビットコインを別の口座へ送金する際にかかる手数料が送金手数料です。

この手数料は取引所に支払うのではなく、送金や決済の際の承認作業をしているマイナーに支払うためのものです。

購入する時の価格に関わる手数料

これらの手数料のうち、購入時の価格を上下するのは2の取引手数料と、3のスプレッドです。この2つは取引形態によっては細かく分類しづらい場合もあります。スプレッドも取引所間で多少の差は出るのですが、スプレッドの場合は取引ユーザー数が多いほど安定して狭く(=手数料が安く)なりやすいので、ある程度の取引量がある口座を選べば問題ありません。取引手数料の仕組みを知るためには、まずは仮想通貨の購入の仕方をきちんと理解しておく必要があるので、その部分を解説しておきます!

販売所形式と板取引

ビットコインの購入の仕方は大きく分けて2通りあり、販売所で買う方法と、板で取引する方法があります。結論から言うと販売所形式での購入は圧倒的に手数料が高くなります。実は私は初めてビットコインを購入した時にはこの違いを分からず、販売所形式でとても割高な手数料を支払って購入してしまっていました。。。

販売所形式

取引所が所有しているビットコインやその他のアルトコインをユーザーに販売している形式です。両替所をイメージしていただけると分かりやすいかと思いますが、両替所は自分達が所有している外貨をお客さんに一定の為替レートで売っている状態です。販売価格はその時の市場での取引価格を元に取引所が決めています。

購入者は販売所の提示する価格で確実にコインを購入出来ますが、板取引形式と比較して手数料が割高になります。また、販売所と言っても私達が購入するだけでなく、持っているビットコインを売ることもできます。

板取引

コインを売りたい人と買いたい人がいて、お互いの希望する価格でユーザー同士が売り買いするのが板取引です。

一般的な株やFXの売買もこの形式です。板形式では取引する人同士で売り買いをするのですが、この場合も取引所には一定の手数料を支払う必要がある場合もあります。ただ、販売所形式での売買に比べれば手数料は随分お得になっている場合がほとんどです。

販売所形式と板取引の手数料比較

例えば日本のビットコイン取引所の一つであるbitflyerにログインして左に表示されているメニューを見てみます。

ビットコインの販売所と取引所があるのです。ちなみにbitFlyerはこのように販売所と取引所を明記してくれているのですが、他の取引所ではこういった表記がないところもあります。「このコインは板取引、こっちのコインは販売所」と決まっていて、一見すると板取引なのか販売所なのか分からない場合があるのです。

というわけで、販売所と取引所の価格差を詳しく見てみます。

販売所の価格

ここで今の買値と売値の差を見てみますと、

買値と売値には¥49,012の差があります。この差は取引所に支払う手数料になっていますが、ぱっと見ただけでも5万円の差があるなんて、ちょっとびっくりしますね(^_^;

板取引の価格

そしてこちらは同じ時刻の板取引の価格です。

この場合のスプレッドは¥2,085です。上記の販売所形式の場合と価格にずいぶん差があるのが分かりますね。

販売所と板取引のメリット・デメリット

販売所形式は板取引の形式と比較してとても手数料が割高なのが一目で分かりますね。販売所が必ずしも悪いことばかりというわけではないのですが、普段の仮想通貨取引は板取引で行うのが圧倒的に手数料はお得なのでこちらを選ぶようにしましょう。

逆に販売所のメリットは、確実に注文が通ることです。板取引は売りたい人と買いたい人のそれぞれの希望価格が一致しなければ売買は成立しませんが、販売所での購入は割高ではありますが、確実に購入が出来ます。相場の動きが激しい時にどうしても買いたい、売りたいといった場合には販売所を利用するのはメリットが大きいです。

また、後述しますが販売所形式の中でもGMOコインだけはスプレッドが極端に安くなっています。なので販売所のメリットを受けつつ手数料を抑えるならGMOコインはとてもおすすめです。

指値注文と成行注文

これは手数料の話とは少し違うのですが、購入価格を下げるためには大事なことなので少し書いておきます。株などの他の投資をしたことがある方には説明不要かと思います。上述の板取引の場合には注文方法が2種類あります。

指値注文 値段を指定して注文

成行注文 値段を指定しないで注文

となります。指値注文は自分の購入したい価格で注文出来ますが、買い注文を入れてもその価格で売ってくれる人がいなければいつまで経っても取引は成立しません。売る場合も同様です。一方で成行注文は値段を指定しないので、かなりの確率で取引は成立しますが、価格の変動が激しい場合には思わぬ高値で購入してしまったり、安値で売られてしまったりする場合があります。

この2つは上手く使い分けるべきなのですが、現状仮想通貨は非常に価格変動が激しいので、基本的には成行注文はしない方が良いと私は思っています。

購入価格を安くするためのポイント

これまでのお話から、購入価格を抑えるためのポイントを挙げると、

  • 取引量が多い(ユーザーが多い)取引所
  • 取引手数料が安い取引所
  • できる限り販売所形式でなく板取引が出来る
  • 出来るだけ、指値注文で(手数料ではないです)

取引量が多く、スプレッドが安定しやすい国内の取引所6つの取引形態の一覧はこのようになっています。

 

この表から分かるように、各取引所によって扱い通貨が違いますし、板取引が出来るものと出来ないものがあります。coincheckさんは取り扱い通貨が多いのが魅力の一つなのですが、ビットコイン以外のアルトコインは全て販売所形式を取っているので手数料が割高です。

手数料面で考えるオススメの取引所選び

アルトコインの手数料を少しでも安く購入したい場合は、購入したい通貨によって取引所を使い分けるのが良いのです。板取引が出来るところならどこでも良いのですが、できる限り流動性が高い取引所を選ぶといいです。

そこで手数料面で考える私のおすすめは、

  • ビットコインの購入はほとんどの取引所で板取引可能なのでどこでもOK。迷ったら手数料マイナスのZaifがいい。
  • ネム、モナコイン、ビットコインキャッシュの購入もZaif
  • リップル、イーサリアム、ライトコインの購入はbitbank.cc
  • その他のアルトコインは海外取引所もしくはChangellyを利用(詳細は後述)
  • 販売所での取引をするならGMOコイン

GMOコインは販売所の中でも手数料が極端に安い

この中で、GMOコインは販売所形式しか扱っていないのですが、他の販売所形式のcoincheckやbitFlyerと比較してスプレットがめちゃくちゃ狭いです。なので、販売所形式で確実に売買したい時には圧倒的にGMOコインがオススメだと思います。

板取引が出来ない通貨の手数料を下げる方法

例えば、モネロやオーガーなどの通貨は日本の仮想通貨取引所で扱っているのはcoincheckだけですが、販売所形式のみなのでどうしても手数料は割高になってしまいます。

この手数料を安くするための方法の一つは海外の取引所を利用することです。BittrexやPoloniex、Binanceなどがメジャーな海外取引所です。これらは取り扱いの通貨数も多く、全て板取引が可能なので手数料がぐんと割安になります。デメリットは海外の取引所なので日本円での入金は出来ません。ですから、国内取引所で日本円でビットコインを購入→海外取引所にビットコイン送金→アルトコイン/ビットコインで購入というステップが必要になります。

もう一つの方法が、Changellyというサイトを使う方法です。日本の取引所で購入したビットコインをChangellyの口座に入金して、BTC⇄アルトコインの両替が可能です。海外取引所との違いは比較的安定したレートでの両替が可能で、かつcoincheckで買うよりも手数料は割安です。モネロ、Zキャッシュ、ダッシュコインなどの取り扱いがあるので、これらの通貨が気になる方は登録しておくと良いと思います!

手数料以外のポイント

今回は手数料や購入価格を下げることをメインにお話しましたが、取引所はセキュリティの問題や、サーバーの強さ、取引ツールの使いやすさなどなど色々と総合して考えると更にそれぞれのメリット・デメリットが増えてきます。

Zaifは板取引出来る通貨が多く、手数料も安くてとても良いのですが、一番の難点はサーバーの弱さ…めちゃくちゃすぐに落ちます。この辺がもう少し改善されると良いんですけどね。その点coincheckやbitFlyerは手数料は高めでしたがZaifよりも安定して使えます。

また、coincheckは手数料は不利ですが、色々とユニークなオプション(コインチェックでんき、貸仮想通貨サービス etc…)があるので、わたしはそちらの利用メインで今は使っていますね。あとはスマホのアプリがすごく使いやすいです。ちなみに最初に口座開設をしたのはcoincheckで、販売所と取引所の違いが分からず随分無駄な手数料を支払ってしまったことに後から気付きました(´・ω・`)

まとめ

今日は購入価格を下げるためのポイントとして、私がビットコインを最初に購入する時に知らなかったこと、知っておきたかったなぁと思ったことを中心にまとめてみました。

最初は購入手数料の安いZaifやbitbank.ccの口座開設がおすすめです。慣れてきたらcoincheckで電気料金の数%がビットコインで貯まるサービスや、ビットコインを貸し出して利息を受け取る等他にはないサービスがありますので利用してみると良いと思います。ビットコインFXをするならbitflyerやGMOコインが使いやすいと思います。

ABOUT ME
エイミー
手術室にこもって麻酔かけてるお医者さん。投資や経済学に興味があって、仮想通貨やブロックチェーンなどのテック系にも興味があります。書きたいことをつらつらとブログに綴る雑食趣味ブロガーです(*´艸`)最近は医療系ブロックチェーンの解説とかもしてます。 詳細プロフィールはこちら Twitterも→Follow @amy_honobono