保険

保険は早く入る方が得?(自分が入るべき保険について考えてみたpart2)

今日は保険のお話について、書いてみます。保険のセールスで「保険は早く入るほど得ですよ」ってよく言われるのですが、これってどうなのかなぁと思ったお話です。

先日ファイナンシャルプランナーさんとお話する機会があって保険の話を少し聞いていたのです。本題に入る前に、ちょっと前になるんですけど、私保険に関する記事を書きました。

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きっかけは↑の記事ですが、ドル建ての終身生命保険を勧められて色々考えました。

  • 少なくとも今私が突然死んでしまったとしても、金銭的に困る人はいないから生命保険は不要
  • 払い込みが終われば元本より増えた返戻金があるけど、それ目的なら自分で投信やETFでも買う方が99%利率が良い

ということを考えたら、いらないでしょという結論に達しました。

その後更に、医療保険とかも含めて保険って必要なんだろうかと考えたのが次のこの記事。

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日本は世界的に見ても社会保障が充実した国ですし、高額療養費の制度があることも考えたら病気にかかったとしても自分の負担は大したことはないんですよね。そう考えると保険に入るくらいなら貯金で良いじゃん?となりました。

今もその時に考えてたことから根本的には変わっていないんですけど、FPさんと話してて少し考え直した面もあるので忘れないうちにまとめておこうと思いました。

私が保険について考えてたこと

以前の記事と重複するのですが、保険って「予期しない事態が発生して、自分の貯金でどうにもならないくらいの大金が突然必要になった時」のために備えるものだと思ってます。そして皆でお金を出し合って、そういう不測の事態に陥ってしまった人にお金を渡してあげようという考えです。

  • 予期出来ることに関しては保険じゃなくて貯金で備えるべきだと思ってる。子どもの学資保険とかまさしくです。
  • 貯金でまかなえるものは貯金でいい。医療保険での数十万円とかそういうの、わざわざ保険会社に手数料払ってまで補償してもらわなくていい。
  • 保険は払った分がそのまま帰ってくるものじゃないから、保険で得するとかそういう考えはもたない

と、いうのが考えてた概要でした。根本的に↑の考え方は変わってないんですけど、色々と追加で考え始めたことがあります。

保険料はどう決まっている?

ところで、私も保険については専門家ではないですが、ざっくりとですが毎月の保険料がどうやって決まっているかをまずは考えてみると良いと思うのです。

  1. 被保険者が保険期間内に保険金が必要になる確率(実際の統計よりも高めに見積もって計算)とその額から期待値を計算
  2. その額を払い込みの期間で割り算する

という作業で決まります。ただし例えば1で必要な金額400万円を30年間で支払うとすれば、その400万円÷30年÷12ヶ月=¥11,111と単純に計算するわけではありません。

保険会社はみんなから預かったお金で国債や債券などに投資・運用して資産を増やしています。その利益分は勿論保険会社が手数料として持って行ってるのですが、多少は私達被保険者にも還元されます。でないと貯蓄型の保険等は支払った額がそっくりそのまま返ってくるだけでは保険に入るメリットがなくなります。

この時に積立額に年利○%で還元するとして計算しますよーという利率が標準利率というものです。ちなみにこの標準利率は今年2017年4月に引き下げられてしまいました。マイナス金利の影響で保険会社としても運用で得られる利益が芳しくないためなのですが、この影響が保険料にどう関わっているかは後述します。

保険は早く入るほど得?

それではここから本題なのですが、保険の営業マンはよく「保険は若いうちに入った方が得ですよ」と言ってきます。これは多分営業トークもありますが概ね本当らしいです。

保険料は早く入る方が安くなる

保険会社からすれば、ある人が保険に入るとなった場合の保険料の計算方法は上述のようにざっくりと決まっています。当然ながら若いうちに入った方が払い込み期間は長くなるわけですから、月々の負担額は安くなるのは勿論ですが、終身型の生命保険なんかであればトータルで支払う金額も安く設定されているようです。

保険料も変わるもの

そして年齢の問題だけでなく、保険料自体もずっと同じ金額とは限らないんですよね。

2017年4月に保険料が値上げ

実際この2017年4月に保険会社の標準利率が低下して、それに伴って積立型の終身保険や学資保険などの保険料が一斉に値上がりしました。

マイナス金利が続く影響なのですが、具体的にはこれまでの標準利率が1%だったのが0.25%になってしまったのです。これってどういう事かと言いますすと、例えば毎月1万円積み立てる保険に30歳から60歳まで加入するとします。標準税率が1%とすると、元金360万円に対して419万円の積立額になります。ところが、これが0.25%の年利になってしまうと、積立額はたったの373万円です。30年間もコツコツと保険料を支払っても、元金360万円に対してたった13万円しか増えないんですよね…。

保険会社は上述のように、被保険者に対して保険金の支払いが必要になる確率と金額の期待値から必要な保険料を支払い期間で割り算して計算します。ですから、今までのような419万円の積立額になるようにするためには逆算すると毎月の保険料は¥11,200ほど必要になってきます。

つまりは標準税率1%→0.25%になったことでこれまで月々1万円の保険料だった補償に対して¥11,200ずつ支払わなければならなくなったということです。

2018年には医療保険も高くなる

FPさんから聞いたのは、2018年には医療保険やがん保険も同じ理由で値上げが見込まれているんですよね。

ちなみに個人的にがん保険は不要に思っていますが、医療保険は掛け捨てタイプの安いものに入っても良いかなぁとは思っていたので、今年度中に加入を考えても良いのかなぁと再度考え直した始めたわけです。

女性向けの特約は妊娠前に入るべき

保険はメインとなる主契約に色々な特約(オプション)がついてると思うんですが、女性専用の特約っていうのがありますね。女性特有の病気にで入院したり通院が必要になった際に支払われる保険ですが、これも妊娠前と妊娠後でかなり条件が違ってくるようです。

なので、女性で医療保険への加入を考えるなら早い方がいいのは本当だと思うんです。

保険に入らなかったらそのお金で何が出来たか?

ただ、ここで重要な部分が抜けています。保険に入ってしまったらその保険料分のお金は当然ながら他のことには使えません。

例えばですよ、毎月1万円、医療保険の保険料として支払うとしたら1年間で12万円です。もしその12万円で今年の1月に1ビットコイン分でも買っていたら、今その12万円は113万円になっているわけです。笑

参考:この1年間のビットコインのチャート

まぁこれは流石にタラレバすぎて「お前アホだろ」と言われるのは分かってます。でも、「早く支払い始めた方がトータルの支払いも少なくて得」はよく考えた方が良いということです。ビットコインじゃなくても有名企業の株を買っても良いし、投資信託でも何でも良いんですけど 、何か別のことに投資出来た可能性が充分あるわけです。

投資じゃなくても来年から登れなくなるエアーズロックに今年のうちに登っておこうとか、結婚する前に合コン行っておこうとか、とにかく保険料以上に有効に使えたと思える使い道があれば、雀の涙程度の金額差のために焦って保険加入する必要はあんまりないと私は思うわけです。少なくとも、早く入った方がお得だからという理由だけで不要な生命保険等に入るのはやめた方がいいです。

最後に – まとめ

保険は早く入る方が得か?という問にたいしての結論は、めちゃくちゃ一般的ですけどその人による、ということですね。ただ、前半部分の保険に早く入るべきだっていうお話は保険屋さんは絶対話してくれます。でも、保険に入らなかったらそのお金で何か出来ないか?を考えた方が良いと思うんです。

自分で貯金が出来ない、とか投資や資産運用に割ける時間なんてない!なんていう方には万が一の補償もつけながら貯蓄性もある積立型の保険は良いと思いますが、私なら自分で投資や運用します。保険会社に手数料払って数%の利率で増やして貰うのが嫌なんです(´・ω・`)

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エイミー
手術室にこもって麻酔かけてるお医者さん。投資や経済学に興味があって、仮想通貨やブロックチェーンなどのテック系にも興味があります。書きたいことをつらつらとブログに綴る雑食趣味ブロガーです(*´艸`)最近は医療系ブロックチェーンの解説とかもしてます。 詳細プロフィールはこちら Twitterも→Follow @amy_honobono