ワタミが今期決算で起死回生?飲食店株の将来性を考えてみよう

こんばんは。

最近は仮想通貨関連の記事が増えましたが、株もちまちまと続けてたりします。

それで、金融関連のニュースを見ててふっと思い立ったので、今日は飲食店業界のお話を、私なりに思うことを書いてみようと思うんですよね。

外食産業、上半期の倒産件数が2000年以降で最高に 居酒屋などの苦境続く | 財経新聞 http://www.zaikei.co.jp/article/20171115/411823.html#Qb3O3OI.twitter_tweet_count_m

外食産業の倒産が多いとな。確かに飲食業って利益率低そうだもんね。思いながら読んでいるとこんな記載がありました。

同社発表の各種調査でも好景気を裏付ける結果が出ているが、「好景気の恩恵にあずかっているのは、もともと資金が安定している大手飲食チェーン」、「(大手が伸長したことで)小規模事業者は顧客を奪われ、厳しい経営を強いられた結果、倒産している可能性が高い」と見ている。

ふーむ、大手は好景気の恩恵にあずかっているんだろうか?と思った時に、思い出した話があったので紹介しておこうと思います。

 

スマホの普及と飲食店

スマホが普及する前のことを考えてみましょう。

私達はどこかへ飲みに行こうとなった時に、いきなり知名度の低い個人経営の店には入りづらいものです。となると駅から出てとりあえず周りを見渡してみて、チェーン居酒屋があればとりあえず無難なチェーン店に入ることが多かったのです。

でも、スマホの普及でその状況は変わりました。

どこか飲みに行こうとなった時に、私達は周りを見渡すのですはなく、スマホで調べることが出来るようになりました。食べログで検索して近くのお店を調べることが出来るので、個人経営の店でも評判が良いお店にはどんどんお客さんが集まるようになりました

すると今までその「ブランド力」ならぬ「無難力」で集客可能だったチェーン店の利用者が減ってしまいました。


という話が、最近読破したインベスターzの中に出てきたのを思い出しました。

 

これ読んだときに確かにーーー!と思ったんですよ。確かにスマホが普及してくる前は友達とどっかで飲もうってなっても、駅前で「あ、和民あるなら和民でいっか」ってなること多かった。

でも今はチェーンの居酒屋はほとんど行かなくなりました。まぁスマホが普及する前って私まだ大学2年生とかだったので、お金がなかったのもあるとは思うんですけどね(^_^;

友達と飲みに行こうとなったら、とりあえずスマホで近くの店を探します。「この店食べログ3.7だし良さそうじゃない??」ってな流れになって、何ならその場で入れるかどうか予約もしちゃいます。「今から30分後に○人で入れますか?」ってね。そして事前にお店を決める時にも、「このお店良いんじゃない?」ってLINEで店の情報送って共有しやすくなりました。

そこまで肥えた舌は持っていないので別にマズいとも思いませんけど、家でも簡単に作れそうなメニューばかりの何の変哲もないチェーンの居酒屋には行かないですね。

飲食店経営について初心者の私が思うこと

でも、スマホ普及で個人店が回復しているとは言っても、飲食店って経営自体が結構ギリギリ黒字にするのがやっとなんだと思うんですよね。

飲食店の利益率

そもそも飲食店は利益率の低いセクターです。大手で業務の効率化がされている店舗ならまだしも、個人経営の店舗はせいぜい1割程度なんだとか。日本は今でも小さな飲食店だと「クレジット利用不可」や「クレジットのご利用は5000以上から」とか、ランチはお断りとかよく見ますけど、決済の手数料を払う余裕もないくらいギリギリの採算なんだろうなぁと思いながら見てました。チェーン店舗は手数料の優遇もあるそうですが、個人経営の店舗はそういったものもないらしく、最低でも4%くらいの決済手数料が取られるらしいんですよね。一昔前までは導入のコストもかかりましたもんね。

私はよくダイナースクラブカードで支払いしちゃいますが(マイル還元率が100円=2マイルと最強だから)、ダイナースはカードの中でも手数料が高いみたいなので申し訳ないです。

飲食店の供給過剰

さらに言えば飲食店って過剰供給状態です。そして上述のスマホ普及で消費者の口コミが簡単に検索できるようになって、飲食店への評価の目はより厳しくなってるように思います。となると、当然ながら評価の低い店は潰れて、評価の高い店だけが残るという当然の新陳代謝が起こります。

で、またそこに新しい飲食店が入ってる気もするので結局この新陳代謝は起こり続ける気がするのですがw

消費者の食への意識

更に言うと評価の目が厳しくなって、消費者の食への意識も高まってる気がします。「○○のこだわり」とか、「○○産の産地直送野菜使用」とかのキャッチコピー最近多くないですか?笑

でもこういうのつけるとなんだか美味しそうに見えますよね。「マグロのカルパッチョ」よりも、「○○産キハダマグロの新鮮カルパッチョ」、「本日の日替わりパスタ」よりも「シェフの気まぐれパスタ」とか。笑

飲食業界の株について

7522 ワタミ 今日のチャート

って言ってた矢先に、ワタミ今日めっちゃ伸びてる!!笑

ワタミの決算

で、気になったのでワタミの11/14に発表された決算を見てみました。

平成30年3月期 第2四半期決算短信
https://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr/tdnetg3/20171114/ary82m/140120171103408158.pdf

やっぱり、前回の予想と比べて大きく上方修正!Σ(・□・;)この結果の理由に関してはこんな説明を出していました。

前連結会計年度において売上高獲得、収益改善に大きく寄与した「ミライザカ」「三代目鳥メロ」への業態転換・看板 変更含め業態転換を 103 店舗程度実施したこと等の効果により既存店売上高前年比は 107.2%、既存店客数前年比は 107.0%となりました。

また、不振業態の立て直しによる新たな顧客層の取り込み、自社製造拠点である「手づくり厨房」 のフル活用など原価低減取り組み策の強化を進めております。

海外外食事業においても、不採算店舗の整理、既存店舗の業態転換を進めるとともに、日本の本部との連携強化によ り、原価低減、店舗営業レベルの向上などグループ横断的な課題解決に努めております。 これらの取り組みが奏功し、業績は大きく改善することとなりました。

ワタミは近年になって今までの「和民」店舗ではなく、焼き鳥居酒屋の「ミライザカ」「三代目鳥メロ」へと業務転換してきました。更に言えば「ステーキ専門のレストラン」を作ったりと、今までのいわゆる居酒屋形態じゃなくて専門居酒屋・レストランへと方針転換していたみたいです。

総合居酒屋のポジション

ここで考えたんですけど、「総合居酒屋」って一番流行らなくなる部門なのだと思います。店舗にとっても色々な料理を提供するために在庫も沢山抱えることになりますし、余程効率化していないと利益率も低くなりがちです。

チェーン居酒屋はこれまで効率化された業務体系で料理・サービスとも安価に提供することで、「皆で飲むにはコスパがよくて無難」なポジションにいました。でもユーザーの情報リテラシーの向上で個人店でも評判の良いお店にユーザーがアクセス出来るようになって、この無難なポジションが崩れてたんでしょうね。

ワタミは総合居酒屋を辞めて、専門特化型の居酒屋・レストランにして、在庫も減らすことで利益率が上がったとのことです。さらにユーザーの中で「和民」=チェーンのどこにでもある居酒屋だったんでしょうけど、「ミライザカ」とみるとなんかオシャレそう!ってなった目新しさもあったのではなかろうか。

ともするとあと数年したら「ミライザカ」=チェーンのどこにでもある居酒屋となったらまたしてもチェーン居酒屋は窮地に追い込まれやしないだろうかと人ごとながら考えたりしてます。

生き残れる飲食業界

まず、「超高級店」は値段がスーパー高くても料理がスーパー美味しいお店では常に数ヶ月先まで予約がいっぱいだったり、誰かのツテがないと予約する権利すら貰えないような店がいくつかあります。私もそういうお店は「東京カレンダー」のコラムを見ながらお店の名前を聞いたことがある、というだけです。こういうお店は値段が高くてもそういう需要があるということですもんね。

次にそこまでの高級店ではないけど、一般人がちょっと贅沢したい時に行けるくらいのお店。これも需要があると思うんですよね。記念日とか贅沢したいときに行くお店として。勿論味が良いこと前提ですよ。

そして逆に定食系の一人でさくっと食べれる系。これも一人暮らしの社会人や学生さん(自炊はしない)への需要がありそうで、安くて美味しい定食屋みたいなとこの需要は消えないと思います。吉野家とか一人暮らし男子なら絶対行ってるイメージです。

あとはコンビニも供給過剰な印象はありますが、セブンアンドアイみたいな企業は生き残って行くんでしょうね。コンビニは他のレストランなんかより利益率が高いと思いますし。でもセブンイレブンが道路挟んで向かい合わせに並んでるのを見ると大丈夫なのかなと思ったりもします。

となると、高級店でもなく、かといって早い安いうまいファスト外食でもない、中途半端な外食産業にはより厳しい時代になっていくんじゃないかと個人的に思っているわけです。私は外食は折角ならちょっとリッチに贅沢したい時に行くもの、なので行くからにはそこそこ高級で美味しいもの食べたいですね!

飲食業界について思うことまとめ

ちょっと長くなってしまったので、最後に私の思うところをまとめます。

飲食業界は、大きく利益が狙えるセクターではないし(コンビニ除く)和民の黒字化もすばらしいとは思いますがまた数年後に苦しくなる気がします。なんとなくユーザーの中に「チェーン居酒屋=質が低い」というイメージが出来ている気がするので。

あとは飲食関連の株は期待出来るのは優待ですかね!すかいらーくの株主優待とか有名ですよね!もともとファミレス利用するならこういう株保有するのはありなんだろうなぁってずっと思ってました。

結局私なら飲食関係で長期保有前提で株を買うならコンビニか、高級志向で他と余程差別化出来るお店じゃなきゃ買わないかな。

ニュース見てたらなんか自分の思うところを書いてみたくなったので書いてみました。

ABOUT ME
エイミー
手術室にこもって麻酔かけてるお医者さん。投資や経済学に興味があって、仮想通貨やブロックチェーンなどのテック系にも興味があります。書きたいことをつらつらとブログに綴る雑食趣味ブロガーです(*´艸`)最近は医療系ブロックチェーンの解説とかもしてます。 詳細プロフィールはこちら Twitterも→Follow @amy_honobono